眉間や額のしわの原因
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眉間や額のしわは加齢によるものだけではありません。
しわの進行を対策するためにも、まずは原因を理解するところから始めましょう。
表情じわ
眉間や額のしわは表情の癖が原因となることから「表情じわ」と呼ばれています。
眉間のしわはしかめっ面や目を細める表情癖、額のしわは、目を大きく見開いたり眉を上げたりする表情癖によって定着しやすいです。
ただし、意識しすぎて無表情になってしまうのは良くありません。表情筋の衰えもしわの原因となるからです。自然な表情の変化は守りつつ、しわにつながる表情癖のみ改善していく必要があります。
加齢や紫外線による肌の弾力低下
眉間や額の表情じわは、肌の弾力低下によって定着していきます。
肌の弾力を低下させる原因となるのが、加齢や紫外線ダメージです。
肌の奥にある真皮でハリを支えるコラーゲンやエラスチンは、年齢とともに減少してしまいます。それによって表情じわを押し戻す力が低下し、眉間や額にしわが刻まれます。
また紫外線によるダメージも、コラーゲンやエラスチンを減少させる原因となります。紫外線による肌の変化は「光老化」と呼ばれており、自然な老化より早くしわを進行させてしまいます。
眉間や額のしわ対策
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眉間や額のしわは、正しく対策すれば進行を防ぐことができます。
ポイントを解説するので今日からでもぜひ実践してみてください。
乾燥に注意する
しわを防ぐためにまず注意したいのが肌の乾燥です。
乾燥すると肌のバリア機能が低下し、コラーゲンやエラスチンがダメージを受けてしまうからです。
毎日しっかり保湿ケアをしていても、眉間や額には化粧水などを十分なじませられていない場合があります。
指やコットンを使って眉間や額にも保湿成分がしっかり行き渡るよう意識しましょう。
表情筋を鍛える
眉間や額のしわを防ぐためには、眉間にしわを寄せる、額を動かしながら目を開くといった表情癖を改善する必要があります。
そのためには、目の周りにある上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)のトレーニングが有効です。
上眼瞼挙筋を鍛えればまぶたの力だけで目を開く癖が付き、眉間や額にかかる筋肉の緊張を防げるからです。
簡単な表情筋トレーニングを紹介するのでぜひ実践してみてください。
1日3〜5セットほど継続すると表情癖の改善に効果的です。
トレーニングを過多に行うことで、トレーニングじわが付いてしまうこともあります。トレーニングをする際は、たっぷり保湿してからスタートするようにしましょう。
ボトックス注射もおすすめ
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ボトックス注射は眉間や目尻、額の表情ジワなどにアプローチできる治療方法で「ボツリヌス治療」とも呼ばれています。
「ボツリヌストキシン」という天然のタンパク質を含む薬剤を注入することで筋肉の緊張を和らげ、表情じわを改善へ導きます。
筋肉のハリを抑える働きがあるので、顔全体を引き締めたい方やエラ張りが気になる方にもおすすめの治療です。
ボトックス注射の注入箇所や注入量は人によって異なるため、まずは自分にとってベストな治療方法を知ることが大切です。眉間や額のしわにお悩みの方は、クリニック等で一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。