部屋の湿度を調節するメリット
出典:https://www.shutterstock.com
部屋の湿度を上げることによって、健康や美容への効果が期待できます。
まずは、湿度管理によって生じるメリットを見ていきましょう。
体の免疫が高まる
冬になると風邪をひく人が増えますよね。
冬は空気の湿度が低く乾燥していることから、喉や鼻などに備わっているバリア機能が衰えてしまいます。つまり、免疫力が下がってしまうのです。
免疫力が下がることで、風邪をはじめとした様々な病気を引き起こしやすくなってしまいます。
湿度を適度に調整することで喉や鼻が潤い、バリア機能を高めることができます。よって、免疫力を高めることに繋がるのです。
肌トラブルを予防する
肌にはバリア機能が備わっていることをご存知でしょうか?
肌のバリア機能とは、肌の外側に存在する表皮が、水分の放出や外部からの刺激・感染などから身体を守る機能のことです。
湿度が低下し、空気が乾燥してしまうことで肌のバリア機能は弱まってしまいます。
バリア機能が脆弱になり、外部からのダメージを感じやすくなった肌は炎症などのトラブルを引き起こしやすくなってしまうのです。また、肌のかさつきやシワが目立つ原因にもなります。
湿度を適切に保つことで、肌のバリア機能を高められます。よって、様々な肌トラブルを予防することに繋がるのです。
健康・美肌のためにキープしたい湿度の目安
出典:https://www.shutterstock.com
湿度を適切に保つことで、健康や美肌への効果が期待できることを記載しました。
外出中は難しいですが、室内にいる場合は湿度を調節することが重要です。
健康に繋がる湿度の目安は約50~60%、美肌効果が期待できる湿度の目安は60~65%と言われています。
室内の湿度は60%以上にキープしておくことがベストとなります。
最近ではエアコンに湿度計が付いている場合も増えていますし、スマートフォンのアプリでも湿度測定が可能です。
市販でも1,000円程度で購入できる場合が多いため、湿度計は常備しておくと良いでしょう。
湿度を上げる方法
出典:https://www.shutterstock.com
加湿器のようなポピュラーな方法以外にも、湿度を上昇させる方法はたくさんあります。
冬場にエアコンの暖房機能を使用している家庭では、特に湿度が下がってしまいがちです。
リビングや寝室などに、濡れたタオルや洗濯物を干しておくことで湿度を高めることができます。
また、観葉植物は蒸散効果を持つため加湿効果を期待できるものもあります。気持ち程度ではありますが、他の方法と組み合わせるといいでしょう。インテリア性も高いのでおすすめの方法です。
アジアンタム・サンセベリア・シッサスなどが良いと言われていますが、一度お店の方に相談してみるといいでしょう。
やかんやケトルなどでお湯を沸かしておくことも効果があります。
室温も高まるため、冬におすすめの方法です。空焚きや火傷には十分注意してください。