シミ取りレーザー治療後の肌の鎮静ケアはなぜ必要?
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シミ取りレーザーを受けた後の肌は非常に敏感です。軽い火傷状態となるので、シミのあった部分が薄いかさぶたになることもあります。
適切な鎮静ケアを行わないと、シミがかえって濃くなったり色素沈着が起きたりする危険も。「せっかく治療を受けたのにシミが悪化してしまった…」と後悔しないためにも、適切な鎮静ケアを知っておきましょう。
【ケア1】摩擦や乾燥に気を付ける
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シミ取りレーザー治療後の敏感な肌にとって大敵となるのが摩擦や乾燥です。何気ない習慣が摩擦や乾燥を引き起こすこともあるので、気をつけるポイントをチェックしてみましょう。
洗顔時の摩擦に注意
洗顔時は、汚れを落としたいからといって指に力を入れてゴシゴシとこするのは良くありません。泡洗顔の場合は手が肌に直接触れないようにたっぷりの泡で洗うと、摩擦を与えずに肌の汚れを浮かせることができます。
オイル洗顔やジェル洗顔などの場合も、そっと指をすべらせる程度でしっかり汚れを落とせます。ポイントは適切な量の洗顔料を使用すること。洗顔料の量が少なすぎると摩擦が起きやすくなるためです。
洗顔後はタオルでゴシゴシ拭かず、そっと抑えるように拭き取りましょう。細かい布繊維の付着や雑菌・柔軟剤成分の残留が気になる方は、クレンジングタオルなど、使い捨てのタオルがおすすめです。
保湿は欠かさずに!
乾燥すると肌のターンオーバーが乱れる原因に。治療後の肌を早くきれいに回復させるためにも、治療後の保湿ケアは欠かさず行いましょう。
化粧水や乳液は手のひら全体で顔を包み込むようになじませると摩擦を対策できます。忙しい朝など、急いでケアするとどうしても雑になり摩擦が起きがちです。スキンケアの時間が十分取れない方は、1本でケアできるオールインワンの化粧品を取り入れてみるのも1つの手です。
患部へのメイクは避ける
レーザーの種類によっては治療直後からメイクができる場合もありますが、基本的に患部へのメイクは控えておくのが無難です。ファンデーションをつける際の摩擦がダメージとなり、色素沈着などを引き起こすリスクがあるためです。
また、メイクによってレーザー治療後のかさぶたがはがれてしまうと色素沈着やケロイドが起きる危険性も。どうしても患部をメイクで目立たなくしたいという方は、クリニックで医療用のコンシーラーを処方してもらえる場合もあります。
【ケア2】紫外線対策は念入りに
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レーザー治療後の肌は紫外線ダメージを受けやすい敏感な状態になっています。
紫外線を浴びるとシミの元であるメラニンが過剰に作られてしまうので、治療後の肌に黒い色素沈着が残ったり、シミが悪化したりする場合があります。
紫外線は窓も通過するので室内で過ごす時間も日焼け止めを使用すると安心です。外出の際は日傘や帽子なども併用し敏感な肌を守りましょう。
「治療後の鎮静ケアはこんなにあるの?」と感じた方もいるかもしれませんが、紫外線や摩擦対策、保湿ケアは普段のスキンケアにおいても大切なポイントです。ぜひ丁寧なケアを継続してみてください。