光・摩擦が原因のシミについて
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シミの原因としてよく知られているのが紫外線です。長時間浴び続け蓄積された紫外線ダメージによって、シミの元となるメラニン色素が過剰に作られてしまいます。
例えば、車の運転などで日光がよく当たる側の頬にシミが増えてしまったという方も多いのではないでしょうか。このようなシミを対策するためには隙のない紫外線対策が大切です。
また、家電が発する近赤外線もシミの原因となります。紫外線だけ気を付けている人も多いのではないでしょうか?実はUVA、UVBより肌の奥に届くため、気づかぬうちに毎日の蓄積でシワにもつながっているかもしれません
肌への摩擦もシミの原因の1つです。メラニンを作る細胞であるメラノサイトが、摩擦の刺激によって活性化するためです。何気なく行っている洗顔時のこすり洗い、頬杖や目をこする癖なども肌に摩擦を与えるので、改善を心がけましょう。
シミ対策について
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シミを作らないためには紫外線や摩擦の対策に加えて、正しいスキンケアや生活習慣を継続することも重要です。対策のポイントを詳しく解説していきます。
光対策
紫外線対策は1年を通して行うことが大切です。季節や天気にかかわらず日焼け止めを使用するようにしましょう。日差しの強い日は日傘や帽子も併用すると安心です。
紫外線は窓も通過するので、室内で過ごす時間も油断は禁物です。室内で過ごす日はSPF20〜35程度のものを、長時間外出する際はSPF50程度のものを使用するなど、シーンに合わせて使い分けることをおすすめします。
近赤外線対策はこまめなデジタルデトックスや、近づかない意識づけで行いましょう。近赤外線は携帯電話、テレビやパソコンのモニター、リモコン、電球、こたつなど、日常生活の中で身近に存在しています。夜は電球をオフにして寝たり、電子レンジに顔を近づけすぎないように気を付けましょう。
※近赤外線は、使い方によっては医学的にプラスに働く光線です。
保湿ケア
シミの出来にくい肌にするには、肌の潤いを保つ(キープする)ことが大切です。乾燥によって肌のバリア機能が低下すると、紫外線などの外部刺激に弱い肌になってしまうからです。
スキンケアの際は化粧水などの水分を乳液などの油分でしっかり閉じ込めましょう。手のひら全体でやさしく包み込むように肌になじませると不要な摩擦も対策できます。
目の周りや口元も指を添えるように丁寧になじませ、ムラなく美容成分が行き渡るケアを意識してみてください。
質の良い睡眠
シミに悩まない肌への近道は質の良い睡眠です。ぐっすり眠っている間に成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが促進されるからです。
スマホやテレビのブルーライトは良質な睡眠の妨げとなります。寝る直前はできるだけスマホやテレビを見ずスムーズに入眠できるようにしましょう。マッサージやストレッチなどで寝る前にリラックスできる時間を作るのもおすすめです。
バランスの取れた食事
バランスの良い食事は健やかな肌作りには欠かせません。反対に、栄養の偏った食事は肌のターンオーバーが乱れる原因になります。
野菜などのビタミン類、ご飯などの炭水化物、肉や魚、豆腐などのタンパク質をバランスよく食べることが大切です。外食などの多い方はサプリメントも取り入れ、必要な栄養をしっかり補いましょう。
レーザー治療
出来てしまったシミにお悩みの方は、レーザー治療がおすすめです。濃いシミを最短1回で改善できる治療や顔全体のトーンアップ効果が期待できる治療などもあるので、自分に合った治療を選択しましょう。
まとめ
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シミのできにくい肌を作るには紫外線対策、保湿ケア、健康的な生活習慣の3つが欠かせません。日々の対策を継続し、シミに悩まない健やかな肌を育てていきましょう。