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老け顔の原因のひとつは「アセチルコリン」の減少だった!?

アセチルコリンという物質をご存知ですか?
アセチルコリンは年齢を重ねるごとに減少し、年齢よりも老けて見えてしまう「老け顔」を作ってしまう一因であるといわれています。
ここではそんなアセチルコリンについてや、アセチルコリンが減少することでどのようなことが私たちの体に起こるのかを解説していきます。

アセチルコリンとは?

アセチルコリンとは、副交感神経の「神経伝達物質」のことです。

どのようなことを伝達してくれるのかというと、「筋肉の収縮」です。この筋肉の収縮は顔のたるみと大きく関係しています。
顔の皮膚は年齢を重ねるごとに筋力が衰え、重力によって下へ下へとたるんでいきます。
顔の筋肉は皮膚にくっついているので、筋肉が衰えると、同時に皮膚もたるんで伸びてしまうのです。
この皮膚のたるみに対し、縮むように命令を出すのが神経伝達物質であるアセチルコリンです。
筋肉が収縮するようにアセチルコリンが命令を出すことで、皮膚はたるまず弾力のある状態を保つことができます。

アセチルコリンは筋肉を収縮する命令を出してくれる、重要な神経伝達物質であることがわかりました。
ではなぜ私たちの皮膚は年齢とともにたれ下がり、老け顔といわれる顔になってしまうのでしょうか?

その原因は、アセチルコリンが減少してしまうことにあります。
残念なことにアセチルコリンは一生同じ量が体内にあるわけではなく、年々減少してしまう物質です。アセチルコリンが減少することで、若い時はたるまなかった顔の皮膚が年々たれてきてしまうのです。
アセチルコリンの減少による影響は、皮膚のたるみだけではありません。
アセチルコリンはアルツハイマーと非常に関連性の高い物質と言われており、アルツハイマーを発症するとアセチルコリンが減少するためアセチルコリンが減るのを防ぐ薬が処方されます。
アルツハイマーの患者にアセチルコリンの減少を防ぐ薬を処方することで、記憶障害や認知障害といった障害の進行を抑制することができます。
アセチルコリンは私たちの体内において非常に重要な役割を持つ神経物質なのです。

老け顔を防ぐには?

アセチルコリンの減少によって引き起こされる老け顔を防ぐのに効果的なのが、「DMAE」という成分です。
DMAEとは「ジメチルアミノエタノール」という脂肪酸の一種です。自然界の中では鮭やイワシといった魚類にも含まれています。
このDMAEは、年々減少するアセチルコリンの代わりに筋肉の収縮を促してくれる効果があります。
DMAEを含んだクリームを顔に塗ったりサプリメントを摂取することでアセチルコリンに代わって、顔の筋肉が再び収縮するように命令を出してくれるのです。
また、顔の筋力の衰えを防ぐために定期的に顔をマッサージしたり顔全体を動かして運動するのも顔のたるみに効果的です。

アセチルコリンについて理解し老け顔を改善しよう

アセチルコリンが減少することで顔の筋肉が衰え、老け顔を引き起こしてしまいます。
年齢より上に見られてしまう老け顔を改善するためには、アセチルコリンに代わる物質であるDMAEを摂取したり、顔をマッサージしたりと行動を起こすことが重要です。
アセチルコリンについて理解し、顔のたるみが進行しないよう早めに対策を取っていきましょう。

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