20代のニキビ|原因
出典:https://www.shutterstock.com
20代を代表する肌悩みの1つとして、“ニキビ”があげられます。ニキビは、肌状態によってその原因が異なります。特に20代前半と20代後半では、肌状態に変化が生まれやすく、その変化に気づかず誤った対策を行っていることもあります。
ニキビの改善のために、原因を理解し、原因にあった対策を試していきましょう。まずは、20代前半と20代後半で起こるニキビにどのような違いがあるのか解説します。
20代前半
20代前半にできやすいニキビは、皮脂分泌の活発化による毛穴の詰まりが原因になることが多いです。毛穴に詰まった皮脂がニキビの原因となるアクネ菌を繁殖しやすくすることで起こります。いわゆる、思春期にできやすいニキビと同様で、主におでこや鼻にニキビができやすいという特徴があります。ホルモンバランスの安定により改善する傾向にあるため、年齢を重ねると徐々に改善していきます。
20代後半
思春期を過ぎてできるニキビは、いわゆる「大人ニキビ」です。20代前半頃までの思春期ニキビとは違い、生活習慣やストレス、間違ったスキンケア、ホルモンバランスの乱れなどが影響すると考えられます。古い角質が毛穴にたまることでニキビが発生しやすくなります。治りが遅く、顎や口回りなど同じ場所に繰り返し発生しやすいといった特徴もあります。
20代のニキビ|対策
出典:https://www.shutterstock.com
20代のニキビは、それぞれの原因に適した方法で対策していくことが肝心です。
正しい洗顔やスキンケア
正しい洗顔やスキンケアは、20代前半・後半どちらも大切な対処法となります。
20代前半の思春期ニキビに関しては、洗顔で皮脂をきちんと落とし、アクネ菌の繁殖を防ぎましょう。また、正しいスキンケアを行い、皮脂分泌の正常化を目指します。
一方、20代後半の大人ニキビに関しては、メイク落としが不十分であることや過剰なスキンケアが原因となることがあります。丁寧な洗顔(クレンジング)行い、スキンケアが過剰ではないかや肌質に合っていいるか確認しましょう。
シャンプーやリンスの残りが影響することもあるため、洗顔は最後に行うことをおすすめします。
規則正しい生活
特に大人ニキビに関しては、日頃の生活やストレス、ホルモンバランスなど目には見えない体の内側に課題があるかもしれません。具体的には、睡眠不足、偏った食生活、ストレスの蓄積などに心当たりはありませんか?
肌の新陳代謝は、午後10時から午前2時の間に活発化すると言われています。そのため、健やかな肌を保つためにもこの時間帯にしっかりと眠っておくことが大事。夜更かしには注意し、快眠が得られるように心がけましょう。
また、不規則な食生活や脂肪過多、糖分過多、過度の飲酒など、食の乱れもニキビのもととなります。栄養バランスに気を配り、三食きちんととりましょう。特に、肌の再生を助けてくれる良質なタンパク質や、新陳代謝に関わるビタミンB群、ビタミンCなどを積極的にとると良いとされています。
まとめ
20代は、思春期ニキビから大人ニキビに変わる年代でもあります。ニキビにずっと悩んでいるという方は、もしかすると知らず知らずのうちに大人ニキビへと変化し、その原因に十分に対処できていないのかもしれません。20代ならではの悩みとも言えるニキビ。きちんと対処することで、改善する可能性は十分にあります。まずは、自分のニキビが思春期ニキビなのか、それとも大人ニキビなのかチェックして、しっかりとケアしていきましょう。