インナーケアに注目!
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2020年から2021年にかけて、私たちの生活は大きく変わらざるを得ない場面がたくさんありました。仕事のしかたや休日の過ごし方、感染症対策。目に見えないウイルスに警戒し、たくさんのストレスや変化に向き合った毎日。免疫力の向上や、これまでの生活との差から生まれる体の変化への対処など、より健康的に過ごすにはどうすれば良いのか考えた方もたくさんいたことでしょう。
そんな時期に、注目を集めたのが「インナーケア」。肌はもちろん、健康を体の内側から整えることで、美しさや丈夫な体をつくるという考え方です。具体的にどのようなものなのか、見ていきましょう。
インナーケアとは?
インナーケアとは、食事や運動、睡眠といった生活習慣を整えることによって、体の内側から健康や美しさの向上を目指す美容法のことを指します。全身のコンディションを整えることが健やかな体につながると、多くの方がこれまでの人生で実感してきたことでしょう。
しかし、意識しなければ実践できないことも多いのがインナーケア。「肌の調子が今ひとつだな」「なんだか疲れがとれにくいな」など小さな気づきに敏感になることで、インナーケアの重要性が分かるかもしれません。
インナーケアは、スキンケアとは違い、体の内側からアプローチします。肌の健康を例に考えると、スキンケアは肌の表面に近い表皮層にアプローチするのに対し、インナーケアはもっと奥深い真皮層に影響します。肌を美しく保つために不可欠なコラーゲンやエラスチンの生成は、この真皮層が大きな土台となることから、良い状態にするにはここも整えることが大事です。
インナーケアの方法
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それでは、具体的にインナーケアの方法について見ていきましょう。
適度な運動をする
運動不足は、冷えや便秘、肥満など多くの健康への悪影響を招きます。テレワークの推進や外出の自粛などで運動量が減ったと実感する方も多いのではないでしょうか。有酸素運動は、糖質や脂質の消費を助けてくれます。そして、血行不良によるさまざまな健康リスクも遠ざけてくれます。まずは入浴後や空き時間などを活用して、簡単なストレッチから始めてみてはいかがでしょうか。
栄養バランスのとれた食事
身体をつくるのも、身体を動かすのも、日々の食事が燃料となっています。ただ「美味しいから」「好きだから」という理由でその時に欲しいものに飛びつくのではなく、栄養バランスを考慮しながら調理をしたり、メニューを選んだりしていきましょう。とはいえ、完璧なバランスの食事を用意するのは大変です。サプリメントなどを活用して、ストレスをためないよう上手に付き合っていくことも1つの方法です。
質の高い睡眠を目指す
睡眠には、肌の細胞の修復や新陳代謝を促進し身体と脳をしっかりと休める働きがあります。理想とされる睡眠時間は7時間ですが、睡眠の質も重要です。できるだけ生活リズムを整え、眠る前にはスマートフォンを見るのを控えたり、眠る1~2時間前くらいに湯船につかるなどの工夫を行ってみましょう。
まとめ
インナーケアは、わたしたちが毎日を元気に過ごす上でとても重要な考え方です。これまで、外側からアプローチするスキンケアだけを行ってきた方は、ぜひインナーケアの視点を取り入れて心身ともに健康を目指してみてはいかがでしょうか。