肌の乾燥を感じ、保湿したいと考えた時、保湿効果の高い化粧水や美容液などのスキンケアに頼りがち。もちろん、スキンケアも大切ですが、保湿力が高まる食品を摂ることで、体の中からの保湿を目指してみませんか。
今回は、潤い肌を目指すためにおすすめの栄養素と食材をご紹介します。
潤い肌を目指すなら毎日のケアが大切
紫外線や空気の乾燥によって、肌から水分が奪われてしまうと肌バリアを失い、トラブルにつながってしまうことがあります。このことから潤い肌を目指すのはもちろん、肌の健康を保つには毎日のケアが欠かせません。
化粧水などで保湿をし、外側からケアをすることも必要ですが、内側からのケアも重要です。
肌に必要な栄養素を内側から摂りいれることで、体の中から肌を守り保湿し、潤い肌を手に入れませんか。
今回は内側からのケアに注目して栄養素と食品をご紹介します。
乾燥肌改善に必要な栄養素と食品
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乾燥肌を改善するために、どのような栄養素を摂るとよいのでしょうか。
おすすめの栄養素と、摂りやすい食材も一緒にご紹介します。
タンパク質
タンパク質は、肌や血液、筋肉、骨など体を構成する細胞をつくる元となる栄養素。さらに、肌や髪、爪もタンパク質で構成されているため、肌の保湿を考えるのであれば、ぜひ摂っておきたい栄養素です。
肉や魚介類、大豆製品に多く含まれていますが、鶏ささみは低カロリーでスタイルを気にする方にはおすすめの食材です。
また、味噌や豆腐、豆乳などの大豆製品も手軽に摂りやすい食材ですから、毎日のレシピに加えてみてはいかがでしょうか。
ビタミン
ビタミンの中でも、ビタミンAやビタミンCは肌のために摂っておきたい栄養素です。
ビタミンAは粘膜に働きかけ、細菌から体を守る作用があるだけでなく、肌の健康維持にもおすすめです。レバーやウナギなどに多く含まれていますが、毎日摂るのは難しい食材ですよね。摂りやすい食材としておすすめなのが、ニンジン、ホウレン草、カボチャなどの緑黄色野菜です。サラダやおひたし、煮つけなどを作って食卓に並べてみましょう。
ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持をしてくれ、さらにストレスへの抵抗力を高めたり、有害な活性酸素から体を守ってくれる栄養素で、美容のためのビタミンとしても広く知られています。
柑橘系の果物や、ブロッコリー、キャベツ、ピーマンなどの野菜に含まれていますが、水溶性で熱に弱いため、生のまま食べることで効率的に摂ることができます。茹でる時も、茹ですぎないように気を付けて調理するとよいでしょう。
必須脂肪酸
必須脂肪酸とは、体内で合成できない脂肪酸で、皮膚の乾燥を防ぐ働きを持っています。
牛や豚のロース肉や、鶏皮、ウナギやサンマなどの脂の多いものに含まれていますが、脂と聞くと二の足を踏んでしまう人もいるでしょう。
そのような方は、エゴマ油、オリーブ油などの植物油を上手に料理に取り入れたり、クルミや松の実、マカダミアナッツなどをおやつに食べるのがおすすめです。
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保湿力が高まる栄養素と食品をご紹介しました。調理に使う油やおやつを変えるだけでも、少しずつ肌を保湿することができるでしょう。
スキンケアももちろん大切ですが、毎日のレシピに取り入れて、体の中からも肌を保湿を意識しましょう。