肌が脂っぽいから、私は脂性肌だ、と決めつけていませんか?もしかすると肌の内部が乾燥しているために、過剰に皮脂を分泌しているかもしれません。その場合、脂性肌ではなくインナードライ肌かもしれませんよ。
今回は、インナードライ肌とはどのような状態か、原因や対策をご紹介します。
インナードライはどんな肌状態?
私の肌は脂っぽい、と感じている人でも、実は肌の内部が乾燥している場合があります。それこそが「インナードライ」の状態。
脂性の肌は、油分だけでなく水分も多い状態です。
しかし皮膚表面は皮脂でベタつきを感じていても、角質の水分量が不足していることで肌が乾燥しているのであれば、インナードライを疑いましょう。
特に、肌が硬い、ゴワついている、かさつきを感じる場合には、脂性ではなくインナードライになっている可能性が高いでしょう。
インナードライ肌の原因と影響
出典:https://www.shutterstock.com
インナードライになってしまう原因は、間違ったスキンケアや紫外線ダメージ、生活習慣の乱れが挙げられます。
エアコンやストレスや疲労などで、肌は乾燥を引き起こします。肌が乾燥から守ろうと皮脂を多く分泌させることもあるのですが、脂分が多いと感じ、保湿を怠ると水分が蒸発してしまいさらに乾燥が進んでしまいます。
インナードライは乾燥肌に分類され、肌荒れやかゆみの他、ニキビや吹き出物、毛穴の開きなどを起こす恐れも。
さらに放置しておくと、シミ、シワ、たるみなど肌エイジングを加速させる肌トラブルを引き起こすこともあります。
インナードライ肌を防ぐ対策
インナードライ肌を防ぐためには、まず保湿をしっかり行うことが大切です。
皮脂が多いから、と化粧水だけのケアにするのはNG。化粧水でしっかりと水分を補ったら、油分を含む乳液やクリームを使いフタをする必要があります。
また、紫外線対策も欠かせません。紫外線は夏だけでなく一年中降り注いでいます。日焼け止め効果のあるクリームを常に塗るようにしましょう。帽子や日傘などで紫外線から肌を守るのも有効です。
生活習慣の見直しもぜひ行ってください。
ストレスや疲れ、睡眠不足は血行を悪くして肌のバリア機能の低下に繋がります。外部からの影響を受けやすい弱い肌になりますから、保湿だけでなく睡眠時間の確保やストレス発散なども意識的に行いましょう。
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インナードライ肌についてご紹介しました。
放置していると、肌荒れだけではなく、シミ・シワやたるみの原因にも繋がる恐れがあります。脂性と勘違いしがちですから、肌の状態をしっかりとチェックして、インナードライを防ぐために保湿を行い、紫外線対策や生活習慣の見直しをしましょう。