人間のエイジング=老化にはさまざまな現象が複雑に絡み合っていますが、原因のひとつに「糖化」があると考えられています。
アンチエイジングに関心を持っている女性は少なくありませんが、「糖化」が具体的にどういった現象であり、どういった対応で糖化をゆるめることができるのかを知っている方は多くありません。
本記事では、アンチエイジングのための「糖化」予防について徹底解説します。
老化と食事の関係。糖化とは?
「糖化」とは、食事から摂取したうちエネルギーに回されなかった余計な糖分が体内のたんぱく質などをはじめとする様々な成分と結びついて細胞を劣化させる現象です。
活性酸素によって身体の細胞が「酸化」する現象と並べてエイジングの大きな原因であるとされており、酸化・糖化がすすむと肌のシワやくすみ、シミが表出します。
<h2>アンチエイジングにお勧めの食材</h2>
糖化を防ぐためには、余計な糖分を摂取しないことが重要です。
人間の身体は、定期的にたんぱく質を摂取することで甘いものをはじめとする必要以上の糖分を欲さないといわれています。
以下では、アンチエイジングのために摂取したいたんぱく質の豊富な食材をふたつご紹介します。
鶏肉
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鶏肉は他の肉類と比べてもたんぱく質の含有量が多く、効率的なたんぱく質の摂取のためにはぜひともおすすめしたい食材です。
なお、生肉を焼いたり揚げたりすると、鶏肉の中のAGE成分が10倍ほどに増えるとされています。
可能な限りは煮込んだり、電子レンジで加熱を行ったりして食べることをおすすめします。
納豆
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納豆に代表される大豆製品は、貴重な植物由来のたんぱく質を摂取できる食材です。
また、ほかの大豆食品に比べて納豆は発酵食品でもあり、発酵食品の摂取は腸内環境を改善させる効果があるとされています。
日本国内で手軽に入手することができ、たんぱく質の摂取ができる発酵食品は納豆をおいてほかにありません。
食べる順番・時間を意識して効果アップ
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体内で糖化が起こりやすいのは食後1時間のあいだとされています。これは、食後30分から1時間ほどで血糖値があがるためです。
血糖値の急上昇は糖化を進行させるため、アンチエイジングのためには血糖値を急上昇させない食べ方が重要です。
代表的な例としては、汁物から飲む、野菜から食べるなど「ベジタブルファースト」と呼ばれる方法です。
また、血糖値が最も上がる食後1時間のあいだに運動を行うことでも、血糖値の急上昇は抑えられると考えられています。
これらの情報を有効活用して、皆さんがいつまでも美しい肌を保っていただけることを祈っています。