歳を重ねるにつれて、女性には様々な肌悩みが表出します。
その中でも特に多くの方が抱きがちな悩みとして、目元の「シワ」「くま(くすみ)」「たるみ」が挙げられます。
今回は、女性にとって代表的な悩みである目元の「シワ」「くま(くすみ)」「たるみ」について、それぞれの悩みがなぜ表出してしまうのか、原因と対策法をご紹介します。
目元の悩みその1:シワ
加齢とともに気になってくる悩みのなかでも、もっとも代表的なものが目元のシワです。
目元のシワは、主に乾燥が原因で起こります。
乾燥対策のためには、普段から保湿ケアを徹底することが重要です。
洗顔後の化粧水や乳液、アイクリームでの保湿はもちろんのこと、普段生活しているオフィスや自宅の湿度にも気を配る必要があります。
外側から肌に水分を与えても角質層よりも奥に浸透することはありません。内側から肌を水分で満たすためには、こまめな水分補給が重要です。
スキンケアはあくまで角質層を水分で満たすための行為と心得え、室内の湿度に気を配るとともに水分補給をすることで肌のうるおいを保ちましょう。
目元の悩みその2:くま(くすみ)
目元のくま(くすみ)は、主に肌の血行不良によって引き起こされます。
身体の血流が悪いと、血流に乗って本来運ばれるはずの酸素が運ばれず、結果的に肌から血色が失われくま・くすみの原因となります。
血行不良の原因は、冷え性や眼精疲労とされています。
冷え性改善のためには、お風呂をシャワーで済ませず湯船に浸かったり、冷たい飲み物を避け温かい飲み物を選んだりするなどの手段があります。
眼精疲労には、頭皮のマッサージやDHA・アントシアニン・ビタミンAの摂取が効果的です。
また、スマホやパソコンを長時間使用したり、読書や新聞などで小さな文字を追ったりする習慣がある場合は、定期的に目を休める習慣を身につける必要があります。
目元の悩みその3:たるみ
目元のたるみは、眼輪筋と呼ばれるまぶたの筋肉の衰えと、コラーゲンやヒアルロン酸など肌の保湿成分が減少することが原因で引き起こされます。
眼輪筋は、目をぎゅっと閉じたり開いたりを繰り返すトレーニングや、寄り目と離れ目を繰り返すトレーニングなど、視線を大きく動かすことで鍛えることができます。
額のマッサージをおこないコリを解消することも眼輪筋の衰えを防ぐための有効な手段です。
コラーゲンやヒアルロン酸の減少を抑えるためには、肌の乾燥や紫外線からのダメージを防ぎ、ターンオーバーのサイクルを乱さない必要があります。
ビタミンCやコエンザイムQ10はコラーゲンの生成を助ける効果があるほか、肌の原料であるたんぱく質を積極的に摂取することもたるみ改善に効果的です。
なお、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分は、真皮の中にある繊維芽細胞という細胞から生み出されます。
この繊維芽細胞を増やすとされている成分としては、コラーゲンペプチドやビタミンC、レチノール、イソフラボンなどが有名です。
これらの成分を積極的に摂取することによっても、目元のたるみは解消されえると考えられます。
生活習慣改善で目元の悩みを解消
今回ご紹介した目元の悩みは、多くの女性が抱えているものばかりです。
この記事では、3つの悩みそれぞれの対処法として、乾燥対策や入浴、トレーニングなど、今日からさっそく気軽に始められるものも含めてご紹介しました。
肌悩みは改善までに時間のかかるものが多いですが、ちょっとした対策を続けていけば改善の可能性は高いものばかりです。