歳を重ねるにつれて、頬のたるみが気になるようになってきたという女性は少なくありません。
私たちの皮膚はなぜたるんでしまうのでしょうか?
今回は、頬のたるみの原因を徹底解説するとともに、たるみを予防したり改善させたりするための方法もご紹介します。
また、頬のたるみに効果的な美容成分についてもご紹介しますので、たるみの気になる方はぜひチェックしてください。
頬のたるみはなぜ起こる? 3つの原因を解説
頬のたるみは、大きく分けて3つの原因によって引き起こされます。
3つの原因とは
・表情筋の衰え
・代謝機能の低下
・皮膚の老化現象
です。
まずはこれらの原因がなぜ生まれてしまうのかを項目別に解説します。
表情筋の衰え
顔の皮膚や皮下脂肪は、内側にある表情筋によって支えられています。
表情筋が衰えると、皮膚や皮下脂肪が重力に従って下に落ちてしまい、たるみの原因となるのです。
表情筋はおおよそ40歳を境目に衰えやすくなるとされていますが、年齢が若くても普段から表情筋を動かす機会が少ない人は頬がたるみやすい傾向にあります。
代謝機能の低下
代謝機能が低下すると、顔の皮下脂肪の量が増えます。
表情筋がしっかりと機能していても、皮下脂肪が増えすぎてしまっては皮膚を支えることができず、頬のたるみに繋がります。
また、代謝が低下すると肌のターンオーバーが乱れることにも繋がります。
ターンオーバーの乱れた肌は紫外線や活性酸素などのダメージから回復することが難しくなり、肌のハリが失われたるみに繋がりやすいのです。
皮膚の老化現象
加齢や栄養の偏り、喫煙の習慣などによって皮膚が老化することもたるみに繋がります。
肌は加齢に合わせてコラーゲンや天然保湿因子、セラミドなどのハリ・保湿成分が減少する傾向にあり、これがたるみの原因となります。
しかし、年齢を重ねていなくとも、栄養の偏りや喫煙によって肌は栄養不足に陥ります。とくにビタミンCが不足すると、コラーゲンの生成ができなくなるのです。
結果的に、年齢に関わらず肌が老化したるみに繋がります。
頬のたるみを予防するためにできること
肌のたるみを予防するためには、肌へのダメージを最小限に抑えながら表情筋を鍛えることが重要です。
例えば、紫外線や乾燥も肌のたるみに繋がります。
紫外線はコラーゲンやエラスチンといった肌の保湿成分を破壊しますし、乾燥は肌のターンオーバーを乱す原因になります。
外出時は季節を問わず常に日焼け止めやUVケアを徹底し、保湿ケアをしっかり行い室内の乾燥対策をすることが重要です。
さらに、喫煙や偏った食生活を改善させることで肌の老化を遅らせることができます。
表情筋を鍛えるためには、専用の顔ヨガ・ストレッチなどを行うことも効果的ですが、家族や友人と会って話し、よく笑うことも重要です。
ビタミンC・コエンザイムQ10は頬のたるみの救世主
肌のたるみ対策には、コラーゲンが重要です。
なぜなら、コラーゲンは肌の真皮でハリや弾力のもととなる構造を作っているからです。
コラーゲンは直接経口摂取をすることもできますが、体内でアミノ酸に分解されてしまいます。
肌のコラーゲンを直接増やすためには、ビタミンCやコエンザイムQ10の摂取をおすすめします。
ビタミンCは体内でコラーゲンを作る際にその出助けとなる役割を果たします。
コエンザイムQ10は、コラーゲンの生成を促す働きを持っているのです。
日々の努力を積み重ねて頬のたるみを解消すべし
肌のたるみは、努力を始めたからといってすぐに改善されるものではありません。
しかし、毎日表情筋を鍛えたり有効成分を摂取したりすることによって、少しずつ改善する可能性は大いにあります。日々の努力でたるみを少しでも改善していきたいものです。