40代女性にしばしば起こる美容の悩みといえば「まぶたのたるみ」が挙げられます。
まぶたがたるみ、目が細く見えてしまうのは美容の大敵です。
今回はそんな「まぶたのたるみ」について、原因や対策法をご紹介します。
40代に多いまぶたのたるみ。原因は眼瞼下垂?
まぶたのたるみの原因は、大きく分けて2つあります。
2つの原因とは「皮膚のたるみ」と「眼瞼下垂」です。ここでは、この2つの原因の違いについて解説します。
まぶたのたるみの原因その1:皮膚のたるみ
皮膚のたるみは、まぶたに限らず全身のあらゆる場所に現れます。
たるみの原因は、加齢に伴って肌のハリが衰えることです。
人間の肌は、加齢とともにコラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が減少します。
保湿成分が減少した結果、皮膚がハリを失い重力に従ってまぶたの皮膚が下に落ちるようになるのです。
皮膚のたるみを予防・改善するためには、早い段階からまぶたの保湿ケアをしっかりと行うことが重要です。
保湿成分が含まれたスキンケアや、アイクリームを活用するのが理想的です。ただし、目元を強く擦ることは下記の眼瞼下垂の原因にもなりますから注意が必要です。
まぶたのたるみの原因その2:眼瞼下垂
眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げるための顔の筋肉が衰えることによって発生します。
眼瞼下垂の場合、まぶたの皮膚が垂れ下がっているわけではなく「目が開かなくなっている」状態です。
眼瞼下垂は、ハードコンタクトレンズやアイプチの使用や、まぶたを強く擦るくせなどによって引き起こされます。
そのため、眼瞼下垂を予防するためには、ハードコンタクトやアイプチの使用をやめたり、まぶたを擦るくせを治したり必要があります。
皮膚のたるみと眼瞼下垂の違いは、まぶたの皮膚を上に持ち上げることで確かめることができます。
手でまぶたの皮膚を持ち上げたときに、目がしっかりと開いた場合、それは眼瞼下垂ではなく皮膚のたるみです。
40代から気を付けたい、まぶたのたるみの怖い影響
皮膚のたるみや眼瞼下垂によってまぶたがたるむことは、美容に関心のある女性にとっては大問題です。
しかし、美容に対する影響以上に、まぶたのたるみには恐ろしい影響があることを知っておくべきです。
まぶたのたるみの影響その1:眼精疲労・肩こり・頭痛
まぶたがたるんで視界が悪くなると、ものを見るために普段以上に無理に目を開けようとして、まぶたの筋肉を余計に使うことになります。
その結果、眼精疲労を併発しますし、極度の眼精疲労は肩こりや頭痛にもつながります。
まぶたのたるみの影響その2:事故やケガ
まぶたがたるむことによる視界の悪化は、思わぬ事故やケガにつながります。
実際に眼瞼下垂の患者さんのなかには、眼瞼下垂による視界の狭さが原因で交通事故を引き起こしたという方もいます。
まぶたのたるみの影響その3:おでこのしわ
視界が狭くなるのを防ごうとして、無理に目を開くことは美容に対しても悪影響です。
無理に眉を持ち上げ目を見開く動きは、長く継続するとおでこにしわを刻む原因となります。
まぶたのたるみを予防し40代には見えない目元に
まぶたのたるみの原因は、大きく分けてふたつありました。
ひとつめは、皮膚のたるみ。これは日頃からの丁寧なスキンケアで予防することが可能です。
ふたつめは、まぶたを持ち上げるための筋肉の衰え。これはハードコンタクトやアイプチの使用をやめ、目をこすらないことで予防できます。
みなさんがそれぞれの注意点をしっかりと抑えて、まぶたのたるみのない若々しいお顔を保っていただけることを願っています。