乾燥の原因とは?
乾燥した肌はカサカサしたり、ひどいと粉が引いたりすることもあります。
では、なぜ乾燥してしまったのでしょうか。
乾燥してしまう原因として以下のような要因が考えられます。
・ゴシゴシと洗顔していて洗いすぎ
・季節により乾燥してしまうため
・保湿のお手入れをしていない
・生活習慣が乱れている
うるおった肌は、健康でトラブルに強く、キメが整っていて美しいものです。しかし、間違ったお手入れ、気温や湿度といった環境、加齢などが原因で皮脂の量が減ってしまうと、肌は正常に働かなくなってしまいます。すると、バリア機能も低下し、水分が流出して乾燥してしまうのです。
これ以上、乾燥させないために、正しい保湿ケアをして、みずみずしい肌を取り戻しましょう。
乾燥の原因はセラミドの減少
カサつく、つっぱるという乾燥の悩みは、多くの人が抱えている問題です。健康な角質層の水分量はおよそ20~30%で、これ以下になると乾燥していると感じてくるのです。乾燥を感じると、たいへん、保湿しなくちゃ! と化粧水をつけるのですが、実は化粧水が肌の水分になるわけではありません。
乾燥の本当の原因は、肌内部です。
本来、肌の奥からは、体内の水分が少しずつ湧き上がってきます。この水分を、肌の角質層にある保湿物質「セラミド」がとらえて肌内部にとどめ、肌の水分となります。このセラミドが減少することで、乾燥が起きてしまうのです。また、不規則な生活や睡眠不足、強すぎる洗顔やクレンジング料の使用などによっても失われていくので注意が必要です。
20歳がピークでそれ以降は年齢と共に減少し、おおよそ40歳で20歳の半分程度まで減少するといわれています。ですから、内部の乾きによるものなので「乾燥しているから化粧水で補えばいい」というものではないのです。乾燥してしまった肌に必要なのは、セラミド成分です。
また、乾燥というと水分不足と思われがちですが、実は中には油分不足による乾燥もあります。肌の透明感がないと感じるならセラミド不足ですが、夕方になると乾燥を感じるなら油分不足とも考えられます。
乾燥肌のスキンケア法
乾燥から肌を守るために必要なのはセラミドです。
どうしても肌の乾燥が気になるときには、普段使っている化粧品の量を増やしてみましょう。ただし、肌に化粧水がしみるほど乾燥してしまうようなら、スキンケアはお休みです。ワセリンなどをたっぷり塗って肌を守りましょう。
クレンジングでこすらないこと
汚れをしっかりと落とそうとしてゴシゴシ洗うのは禁止です。できるだけ低刺激で高保湿の乳液タイプかクリームタイプを使うようにしましょう。洗浄力が弱いクレンジングで、なるべくこすらずに手早く落とすのがポイントです。
洗顔はそっとやさしく
乾燥肌用の洗顔料を使い、泡立ててから泡で包んでそっと洗い流していくのがポイントです。
美容液はセラミド配合のものを
保水効果の高いセラミドやヒアルロン酸配合の美容液をたっぷりとつけます。セラミドは水には溶けないので、化粧水のような水に近いものにはほとんど入っていません。セラミド配合の保湿美容液を使うことが対策になります。
美容オイルやクリームをプラス
目もと、口もとに油分が足りないと感じたら、美容オイルやクリームをプラスして補いましょう。
食事を見直して美肌づくり
きちんとスキンケアをしていても乾燥が良くならないなら、生活習慣の見直してみましょう。実はうるおいの90%以上は食事から供給されていますし、また、また、たんばく質を摂ることも美肌づくりには大事です。
・バランスの良い食事を摂ること
食べていることと、栄養を摂っているかどうかは別問題です。20~30台の女性がたんぱく質不足というデータも出ているので、バランスの良い食事を目指しましょう。スナック菓子ばかり食べていても、必要な栄養は取れません。
・質の良い睡眠を取ること
肌の調子を整えてくれる「成長ホルモン」は、入眠後3時間といわれています。睡眠不足では、肌の老化を進めるだけです。たかが睡眠ですが、されど睡眠。しっかりと寝て美肌になりましょう。
・ストレスを溜め込まないこと
ストレスも美肌の大敵です。ストレスからは逃れられませんが、発散する上手な自分だけの方法を見つけましょう。
・適度な運動をすること
運動不足は血流を悪くします。血流が悪くなると、体内に疲労物質がたまりやすくなり、肌質も改善しません。
基本的なことですが、生活習慣を今一度、見直してみましょう。どんなに高価な化粧品を使ってみても、それだけでは美肌づくりはできません。難しいものでも工夫次第で何とかなるものです。
よく考えればとても当たり前のことなのですが、化粧品で外から、そして体の中から健康になることで、乾燥もなくなり美肌は生まれます。まさに「美は一日にしてならず」です。美肌を目指してスキンケアに励みましょう。