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自分の肌質を知る! 肌タイプ解説と改善ポイント

自分でチェックする肌質判断

皮脂量、保湿能力は肌質状態を知る方法のひとつです。
これにより肌質は、大きく4つのタイプに分けられます。
①皮脂量、保湿能力、ともに高い「オイリー肌」
②皮脂量はあるのに保湿能力が低い「オイリードライ肌」
③皮脂量、保湿能力、ともに低い「乾燥肌」
④しっとりうるおい、トラブルにも強い「普通肌」

肌質を知ることでどんなスキンケアをしていけばいいのかがわかります。
まず、自分の肌質を知って、必要なスキンケアを見極めましょう。

【肌質チェック方法】

1 洗顔料を使っていつもどおりに洗顔します。
2 洗顔後、化粧水など何もつけずに、そのまま10分放置します。
3 思い込みは捨て、素直に10分後の肌状態を感じ取ってください。

・皮脂が浮いてベタベタ感がある場合→オイリー肌
・ベタベタ感とつっぱり感の両方がある場合→オイリードライ肌
・肌全体のつっぱり感がある場合→乾燥肌
・初めは少しつっぱるが、その後、自然にうるおってくる場合→ノーマル肌

洗顔直後、何もつけずにいれば、ほとんどの人がつっぱり感を感じると思います。洗顔後、タオルでふいても、水分は少し残っていますが、それが蒸発してしまうとつっぱったように感じてきます。そのまましばらくすると、肌から自然に皮脂や水分などが分泌されてきます。これが肌質を見極めるポイントとなります。

しかし、肌はいつも同じ状態とは限りません。季節や年齢によっても違ってきますし、肌質に合った正しいスキンケアを続けていれば改善されていきます。そのときの肌質に合ったスキンケアをすることが大切です。

肌はだいたい30~45日間で新しく生まれ変わります。ですから、肌質に合った正しいケアを行えば、おおよそ1カ月で改善し始めてくるということ。肌質チェックは1カ月ごとに1回ほど行い、自分の肌状態をチェックすることが大事です。

皮脂量、保湿能力、ともに高い「オイリー肌」

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出典元:https://www.shutterstock.com/

・「オイリー肌」の特徴

保湿能力が高いので乾燥はしませんが、その分、皮脂が多いため、テカりやベタつき、メイクくずれなどを起こしやすくなります。また、過剰な皮脂は空気中のホコリや雑菌を吸収してしまうので、ニキビや毛穴の黒ずみの原因にもなります。

オイリー肌の原因のひとつに生活習慣の乱れがあります。仕事が忙しくストレス過剰な生活、暴飲暴食や睡眠不足などの不摂生が男性ホルモンを過剰に分泌させ、皮脂や水分が多く分泌されてしまうのです。

不規則な生活を送っている人は、まずは規則正しい生活に戻すことが先決です。

・「オイリー肌」のスキンケア

スキンケアで皮脂を減らすことはできませんが、ビタミンC誘導体配合の化粧水を使うと、皮脂の分泌を抑えて二キビをできにくくさせる、毛穴を縮小させる効果も期待できます。

オイリー肌の人にとって重要なのは洗顔です。

朝晩の正しくていねいな洗顔が、肌をノーマル状態へと導いてくれます。入浴後や、クレンジング後に蒸しタオルで毛穴を開かせるといったひと手間を加えれば、その後の洗顔によって皮脂をきれいに洗い流すことができます。その日の汚れはその日のうちに洗い流すようにしましょう。

皮脂量はあるのに保湿能力が低い「オイリードライ肌」

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出典元:https://www.shutterstock.com/

・「オイリードライ肌」の特徴

脂っぽいのにうるおい不足で、乾燥二キビができやすいタイプです。

一見、脂っぽいのでオイリー肌と思い込みがちですが、肌のうるおいが足りないため、ハリがない、小じわがすぐできるといったのが特徴です。また、額から鼻にかけてのTゾーンはテカりやすく、頬と口のまわりのUゾーンはカサつきやすいといった混合型。

「肌は心を映す鏡」という言葉があります。ストレスはホルモンバランスの乱れを招きます。ですから、ストレスを抱えていると、どうしても肌に現れてしまうので、なるべくストレスはためないよう努力をすることも美肌づくりには重要なこと。

・「オイリードライ肌」のスキンケア

Tゾーンはうるおっていますが、Uゾーンはカサついています。オイリー部分とドライ部分が混在しているので、分けてケアをする必要があります。

オイリードライ肌の特徴は、皮脂が多く、水分が少ないという状態です。つまり、必要なのは保湿ではなく水分です。このことからスキンケアのポイントは、水分をしっかり補ってあげること。

肌質に合った化粧水をたっぷりと補った後で、目や口のまわりなどUゾーン部分に美容液をぬり、それでもかさつきが気になるなら乳液を補ってあげましょう。

皮脂量、保湿能力、ともに低い「乾燥肌」

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・「乾燥肌」の特徴

本来肌が持つ保湿力が衰えていて、水分を肌にたくわえておくことができません。

また、肌を守る皮脂が少ないため、寒さやホコリ、空気の乾燥といった外からの刺激に弱いという特徴があります。そのため、粉をふくほど肌が乾燥してしまったり、炎症を起こして赤くなったりすることもあります。

皮脂量が少ないので毛穴は目立ちませんが、小ジワになりやすいという特徴があります。

・「乾燥肌」のスキンケア

スキンケアのポイントは、肌の表面にある角質層のバリア機能を高めることにあります。そのためには、水分補給をたっぷり行うとともに、水分の保持力をアップさせることが重要です。

洗顔後はすぐに化粧水をたっぷりとつけ、その後、最強の保湿力をもつセラミドやビタミンAの入った美容液やクリームを使います。

朝の洗顔はぬるま湯ですすぐだけでも十分ですし、夜は刺激の少ない洗顔料を使って、しっかり泡立ててからやさしく洗うことが大切です。洗顔料のすすぎ残しは、肌荒れを悪化させるので、しっかり洗い流してください。

しっとりうるおい、トラブルにも強い「普通肌」

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出典元:https://www.shutterstock.com/

・「普通肌」の特徴

肌本来の適度な保湿力があるため、みずみずしく、しっとりしているのが特徴です。トラブルにならない適度な皮脂量があり、肌を支える弾力もしっかりあり、まさに理想的な肌質といえます。

気温や湿度などの季節変化に強く、外からの刺激にもしっかり対応でき、トラブルを起こしにくい肌質です。

・「普通肌」のスキンケア

普通肌をキープできるよう日々のスキンケアを行っていきます。

ただし、毎日同じケアでは、ベストは肌質を保つことはできません。その日の肌のコンディションを細かくチェックすることでケアを見極めることも大事です。たとえば肌に乾燥を感じれば化粧水をいつもより多めにし、少しテカっているなら保湿剤を少なめにするなど、その日の肌の状態に合わせてケアを調整しましょう。



肌質は体調のほか、天気や季節によっても変わります。まず、現在の肌質を知り、その状態に合ったケアを心がけ、理想の美しい肌をつくりあげていきましょう。

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