エラスチンとは?
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エラスチンとは、私たちの肌にある不溶性のタンパク質で、元となる成分は800個以上にもなるアミノ酸です。肌だけでなく、頭皮や動脈、肺などにもありますが、特に頭皮や肌の真皮にたくさんある成分です。
肌の若さを保つ成分としてはコラーゲンがよく知られていますが、エラスチンもまたエイジングケアには欠かせません。コラーゲン同士を結びつけ、ハリやツヤを保つなどの働きをしています。
もともと、エラスチンはその特性上扱いが難しく、研究もあまり進んでいなかったのですが、近年では様々なことが解明されるようになりました。すると、コラーゲンに並ぶほどエイジングケアにおける重要なものであることが分かり、今はエイジングケア商品にもよく配合されています。
エラスチンと肌トラブルの関係とは?
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エラスチンは、ゴムのようにとても弾力がある成分で主にコラーゲン同士を結びつける働きを持っています。
コラーゲンに比べると圧倒的にその数は少ないですが、固さのあるエラスチンがコラーゲン同士を結んで支えることで、肌にハリや弾力を与える役割をしています。
しかし、エラスチンの量は20代後半頃より徐々に少なくなっていき、特に40代にさしかかると急激に減少します。そのため、これまで維持できていた肌の弾力が失われ、シワやたるみといった状態を引き起こしやすくなるのです。
ピンとハリのある肌は、本来あるべき方向に向かって弾力性を維持しているものですが、エラスチンが少なくなると弾力性がなくなり、たるみやシワを引き起こす要因となります。すると、ほうれい線が目立つようになったり、目の下のたるみやクマ、まぶたのたるみが気になったり、様々な悩みが引き起こされます。
エラスチンを維持するには?
残念に思われるかもしれませんが、体内にはエラスチンを分解する酵素があります。この分解する酵素は、加齢や紫外線によってより働くようになります。
つまり、すぐに始められる対策としては紫外線ケアが有効です。
夏場だけでなく、一年を通して紫外線を意識しケアしましょう。
その他にも、喫煙やストレス、偏食などもエラスチンを減らす要因になると言われています。
これらの生活習慣を良い方向に改めることは、心や体の健康だけでなく美肌つくりにも役立ちます。