クエン酸といえば、疲労回復効果や掃除での汚れ落としなどが有名です。
しかし、クエン酸に美容効果があることについては、美容に関心のある女性の間でもあまり知られていません。
そこで本記事では、クエン酸の持つ美容効果である抗酸化作用について解説します。
また、クエン酸の抗酸化作用をより効率的に得るための方法についてもご紹介します。
クエン酸とは
クエン酸とは、柑橘類などに含まれる成分です。ヒドロキシ酸の一種とされています。
クエン酸はそれ自体がすっぱい味の成分で、レモンに代表される柑橘類のすっぱい味はほとんどクエン酸が原因であるとされているほか、梅干にも大量のクエン酸が含まれています。
クエン酸は、体内で糖を代謝しエネルギーへと変える働きがあります。
また、体内のミネラルやビタミンをより吸収しやすくし、身体の疲労物質を分解する働きがあります。そのため、クエン酸は疲労回復に効果的であるとされています。
クエン酸はその名の通り酸性の成分であるため、アルカリ性の汚れを落とすのにも適しています。
例えば水垢や手垢、洋服の黄ばみなどを落とすのに最適です。
クエン酸の美容効果、抗酸化作用
一般的には疲労回復や汚れ落としの効果があることばかりが知られているクエン酸ですが、アンチエイジングの効果も併せ持っています。
先にも述べた通り、クエン酸にはミネラルやビタミンを吸収しやすくする効果があります。
ミネラルが体内に取り込まれると、通常ミネラルは体内の酸素と結びつき酸化します。この酸化が我々の身体の「老化」であるとされています。
しかし、クエン酸を摂取すると取り込んだミネラルをクエン酸が包み込むことで、ミネラルの酸化を防ぐことができるのです。
また、そもそもカルシウムなどのミネラル成分は単体では吸収されにくい成分であるとされています。
クエン酸がミネラル分を包み込む働きは、ミネラル分そのものをより体内に取り込みやすくすることにも繋がります。
結果的に、クエン酸は体内の細胞の老化を防ぐこととなります。
また、クエン酸には新陳代謝を活発化する効果があります。そのため、全身の肌のターンオーバーが整うなど、美白効果に繋がります。
抗酸化作用をクエン酸からより効率的に得るために
クエン酸がアンチエイジングに繋がる理由は先に述べた通りです。
つまり、クエン酸はミネラルと一緒に摂取することではじめてアンチエイジング効果を発揮します。
クエン酸でアンチエイジングを狙うためには、ミネラル分を一緒に摂取することが大変重要です。
多くのミネラル系のサプリメントにはクエン酸が一緒に配合されています。
サプリメント以外の食べ物からミネラルを摂取する際には、可能な限りクエン酸を含んだ食べ物と一緒に食べるようにすると、より効率的にアンチエイジング効果を実感することができます。
クエン酸を効率的に使って若々しい肌へ
クエン酸とはそもそも何なのか、その成分についての解説と、クエン酸がアンチエイジングに効果がある理由について解説しました。
クエン酸はミネラルを体内により吸収しやすくし、またミネラルを酸化から守るため、結果的に体内の酸化が防がれ、アンチエイジングへと繋がります。
このようにクエン酸で効率的にアンチエイジング効果を実感するためには、クエン酸とミネラルは同時に摂取することが大変重要です。