近年、美容に効果のあるエキスのひとつとして「アーチチョーク葉エキス」に注目が集まっています。
アーチチョーク葉エキスは、毛穴対策やアンチエイジングの分野で特に効果を発揮するとされています。
しかし、日本ではまだアーチチョーク自体がさほど一般的ではなく、美容への関心の高い方でもアーチチョークについて詳しい知識を持っている方は多くありません。
そこで、今回はそもそもアーチチョークとはどんなものであるのかを徹底解説するとともに、アーチチョーク葉エキスが美容に及ぼす嬉しい影響についても一緒にご紹介します。
アーチチョークは野菜の一種
アーチチョークとは、チョウセンアザミとも呼ばれるキク科の植物の一種です。
多くの場合アーチチョークは紫色のきれいな花を咲かせますが、一部の地域では花が咲く前のつぼみの部分を食す場合もあります。
アーチチョークの可食部はでんぷんや食物繊維が豊富で、肝臓の解読効果があるとされています。
日本ではまだ食用としてはあまり一般的ではありませんが、ヨーロッパやアメリカでは一般的に食べられているほか、インドではお茶に混ぜる文化もあるようです。
アーチチョーク葉エキスの効能
これまでつぼみが食用に用いられてきたアーチチョークでしたが、昨今ではその葉に美容効果があるとして注目が集まっています。
アーチチョークの葉から抽出されたアーチチョーク葉エキスは、毛穴やアンチエイジングに効果があるとされています。
アーチチョーク葉エキスには「シナロピクリン」と呼ばれる成分が含まれています。
シナロピクリンは、私たちの肌があれるのを防いだり、肌のハリや弾力をアップさせたりするなどの効果が期待できるとされています。
また、アーチチョーク葉エキスは、肌の「NF-kB」と呼ばれる遺伝子が活性化するのを抑える効果も期待されています。
NF-kBが活性化すると、アトピー性皮膚炎や肌の老化、色素の沈着に繋がるとされています。
しかし、アーチチョークに含まれるシナロピクリンはこのNF-kBの活性化を抑制する機能があるのです。
アーチチョーク葉エキスの表示に注意
アーチチョーク葉エキスが含まれる化粧品や医薬部外品を美容に用いる場合、製品の成分表示を確認する必要が出て来ます。
その際に注意したいのは、アーチチョーク葉エキスの成分名が商品によって違う可能性がある点です。
一般的な「化粧品」の成分表示では、アーチチョーク葉エキスは「アーチチョーク葉エキス」とそのまま記載されています。
しかし、「医薬部外品」の場合、アーチチョーク葉エキスは「アーティチョークエキス」と記載することになっています。
記載のされかたは違いますが、「アーチチョーク葉エキス」と「アーティチョークエキス」は同じものと考えて問題ありません。
アーチチョーク葉エキスが配合された化粧品・医薬部外品を用いる場合、これらの表記の違いをあらかじめ頭に入れておくことが大変重要です。
アーチチョーク葉エキスを効果的に使って美しい肌を
昨今注目が集まっているアーチチョーク葉エキスについて解説しました。
アーチチョークはアメリカやヨーロッパで一般的に食用とされている野菜ですが、美容に効果があるとされているのはその葉のエキスです。
アーチチョーク葉エキスはアンチエイジングや毛穴対策に効果があるとされています。
化粧品と医薬部外品で表示が変わりますので、アーチチョーク葉エキスが配合された商品を探す場合にはその点に注意することが重要です。