昨今流行のメイクといえば、「ツヤ感」を思い浮かべる方は少なくありません。ツヤのあるメイクはヘルシーな印象を与え、世代を問わずさまざまな女性に人気です。
しかし、油分が多くツヤのあるメイクは一歩間違えるとたんなる「テカリ」と捉えられてしまうこともあります。
本記事では、ツヤ感を表現するためのメイク法や、ツヤを表現しつつテカリを抑えるためにテカリの原因・予防法を解説します。
また、肌がハリ・ツヤを保つために有効とされている美容成分「植物幹細胞成分」についても解説します。
ツヤを産むためには植物幹細胞成分が重要
肌のハリ・ツヤを齎す成分として昨今知名度をあげつつある成分のひとつに「植物幹細胞成分」があります。
植物幹細胞とは、その名の通り植物のなかで様々な細胞を作り出すための細胞です。幹細胞は自分自身と同じ幹細胞を作り出すほか、筋肉や肌、髪など身体のさまざまな部分の細胞を作り出す機能も持っています。
この植物幹細胞から抽出された植物幹細胞成分をスキンケアに取り入れると、私たちの肌にも存在する表皮幹細胞の働きを手助けします。
植物幹細胞成分の効果とは
植物幹細胞成分の効果によって、肌の幹細胞は寿命が延び、肌のターンオーバーが整うとされています。
ターンオーバーが整った肌はシミやくすみ、たるみなどが改善され、肌のツヤ感を取り戻すことができます。そのほか、植物幹細胞成分には抗酸化作用やコラーゲン増殖効果、メラニンの生成を抑制する効果、アクアポリン3の活性化効果などがあるとされています。
抗酸化作用は肌の老化を抑える作用で、加齢とともにツヤ感が失われるのを遅らせることが期待できます。
肌のコラーゲンが増殖すれば、肌はさらにハリを増し、肌の水分を保つ力が強くなるためよりツヤっぽい肌を維持することができるようになります。
アクアポリン3は、角質細胞に栄養素や酸素を供給するための通り道のことを指しますが、このアクアポリン3が活性化すると、細胞そのものが潤うとされています。
肌のテカリを抑えるために
肌のテカリを抑えるためには、日頃の生活習慣を改善することと、メイクの際にひと手間を加えることが効果的です。
乱れた食生活や不規則な生活は、皮脂の分泌量を増やし肌のテカリの原因となります。
また、メイクの際に可能な限り余分な皮脂を拭き取ることも重要です。スキンケアを終えたあとに肌の上に残っている油分をティッシュオフすることはテカリ予防に大変効果的です。
スキンケア、日焼け止め、下地、ファンデーションと、ベースメイクの工程をひとつ終えるたびに都度ティッシュオフを挟み、余分な油分をきちんと取っておくことで、メイクの持ちがよくなるだけでなく、余計な油分からくるテカリを抑えることができます。
幹細胞エキスと日々のお手入れでテカらないツヤ肌を目指す
昨今流行している「ツヤ感」のあるメイクのために、肌本来のツヤを取り戻す方法と、ツヤを出しながらもテカらないメイク法についてご紹介しました。
肌本来のツヤを取り戻す方法としては、植物幹細胞エキスの配合されたスキンケアを用いることが大変有効です。また、テカリを予防するためには、日頃の生活習慣を改善したり、メイクの工程の間にティッシュオフを挟んだりするなどの対策を取ることができます。