女性の中には、自分の頭皮のニオイを気にしている方が少なくありません。
汗をかいた際にニオイが下におりてきたり、毎日使っている枕についたニオイが気になったりして頭皮のニオイに気付く方が多いです。
頭皮のニオイを予防・解消するために毎日シャンプーをしているにもかかわらず、頭皮がにおう場合には、他のニオイの原因を疑ってみましょう。
本記事では、頭皮のニオイがどのような原因で起こるのかについて解説するとともに、ニオイの予防・解消に効果的な頭皮ケアをご紹介します。
頭皮のニオイの原因は皮脂にあった
多くの場合、頭皮のニオイの原因とされているのは皮脂です。
頭皮から分泌される皮脂が酸化したり、皮脂を餌とする菌が繁殖したりすることによって、頭皮からいやなニオイがするのです。皮脂は、通常一般的な範囲で分泌されている分には酸化したり菌が繁殖したりするようなことはありません。
しかし、頭皮が乾燥し、乾燥した頭皮を守るために過剰に皮脂が分泌されてしまうと、毛穴に皮脂が詰まったり多すぎる皮脂が酸化して菌の繁殖の原因となったりするのです。また、皮脂の過剰な分泌は生活習慣の乱れやストレスによっても引き起こされます。
頭皮の乾燥=皮脂の過剰な分泌を防ぐために
頭皮の乾燥はさまざまな要因によって引き起こされますが、最も多い原因は洗浄力の強いシャンプーを使っていることや洗いすぎです。
頭皮の皮脂が気になる場合、つい必死にシャンプーを行ってしまいますが、洗浄によって本来必要な皮脂まで取り去られてしまった頭皮は自身を守るためにさらに皮脂を分泌します。そのため、皮脂を取り除くためにシャンプーを行うことで余計に皮脂が分泌されるスパイラルに陥ってしまうのです。
頭皮の洗いすぎを防ぐためには、シャンプーの洗浄力を落としたり、シャンプーを使いすぎないように気をつけたりすることが重要です。
シャンプー前に髪をブラッシングするだけでも、髪についているホコリや汚れが落ち、シャンプーの泡立ちは格段によくなり、シャンプーを使う量を減らすことができます。また、ブラッシングは頭皮ケアにも繋がります。
頭皮の乾燥を抑えるためには、シャンプーを行う際のシャワーの温度をぬるめにしておくことも重要です。熱すぎるお湯は本来肌に必要な皮脂も取り去ってしまうため、美容の観点からはおすすめできません。
頭皮と顔の意外な関係
多くの場合、頭皮で過剰に皮脂が分泌されているときは顔の皮脂も多く分泌されている傾向にあると考えられます。
洗いすぎではなく、ストレスや生活習慣の乱れが原因で頭皮のニオイが起こっている方は、顔でも毛穴の広がりやニキビなどの肌トラブルに悩まされている傾向が強いです。頭皮の状態を健全に整えることは、美肌を育てることにもつながります。
ジャンクフードやお酒・たばこは最低限に止め、規則正しい生活を行うなど、日常生活を改善することで皮脂の過剰な分泌が止まることはしばしば起こります。
また、頭皮ケアのために頭皮のマッサージを行うことで、緩んでいた頭皮が上にもちあがると、顔のたるみが改善される可能性もあります。
頭皮の顔の皮膚は繋がっていますから、頭皮ケアを丁寧に行うことが自身のスキンケアにも繋がるというわけです。
丁寧な頭皮ケアで気になるニオイとさよなら
頭皮のニオイについて、頭皮のニオイの原因と対策、そして顔の皮膚と頭皮の関係についてご紹介しました。頭皮のニオイは、多くの場合皮脂の過剰な分泌が原因で起こりますが、洗いすぎを防いだり乱れた生活習慣を整えたりすることでニオイの改善は十分に可能です。肌も頭皮も健康に保ちましょう。