近年注目が集まっている美容成分のひとつに「グルコシルセラミド」があります。
グルコシルセラミドは肌の保湿成分を保つ成分ですが、一般的な知名度はまだ低く、具体的にどのような成分でどのような効果があるのかをご存知の方は多くありません。
そこで、今回はこの「グルコシルセラミド」について、成分や効果を解説します。
また、グルコシルセラミドが効率的に摂取できる方法についてもご紹介します。
グルコシルセラミドとは
グルコシルセラミドとは、こんにゃくなどに含まれる美容成分です。
グルコシルセラミドを食べ物や飲み物で経口摂取することによって、全身の肌のバリア機能の改善が期待されるとされています。
こんにゃく由来のグルコシルセラミドを1,800マイクログラム摂取したところ、全身の肌の水分保湿機能が上がったという研究結果があるようです。
しわ、乾燥、たるみ、くすみ、毛穴、ニキビなど女性が悩みがちな肌トラブルは乾燥が原因の場合も多々ありますから、肌の保湿は肌トラブルの改善に大変有効です。
グルコシルセラミドでどんな効果が期待できる?
グルコシルセラミドに肌のバリア機能改善効果があることは既に述べたとおりです。
肌のバリア機能が改善すると、肌が本来保っている水分を外に逃がしにくくなります。
その結果、肌の保湿力が上がり、乾燥肌が改善することが期待できます。
また、肌のバリア機能はアトピーや敏感肌とも密接にかかわっています。
肌のバリア機能が改善することで、肌は外部からの刺激に強くなり、結果としてアトピーや敏感肌が改善する可能性も考えられます。
また、グルコシルセラミドには抗腫瘍効果があるという報告もされています。
つまり、グルコシルセラミドを摂取することによってがんの改善が期待できる可能性があるということです。
グルコシルセラミドを効率的に摂取するために
グルコシルセラミドはこんにゃくに配合されていることで有名ですが、こんにゃく以外の様々な食べ物にもグルコシルセラミドは含まれています。
こんにゃく以外にグルコシルセラミドが配合されている食べ物としては、イネやとうもろこし、マイタケ、タモギタケ、大豆、ビート、小麦などがあります。
こんにゃく由来のグルコシルセラミドを1,800マイクログラム摂取すると肌の水分保湿機能が上がるという研究報告があることは既に述べたとおりですが、グルコシルセラミド1800マイクログラムはこんにゃく9枚分に当たります。
グルコシルセラミドをより効率よく摂取するためには、グルコシルセラミド配合のドリンクなど、機能性表示食品や美容食品を摂取することをおすすめします。
「グルコシルセラミド配合」と書かれているドリンクでも、配合量は商品によってさまざまです。1日1800マイクログラム前後摂取できるように、グルコシルセラミド配合ドリンクを飲むときにはドリンクの配合量をしっかりとチェックすることが重要です。
グルコシルセラミドでハリのある肌に!
グルコシルセラミドは、こんにゃくなどに含まれる天然の保湿成分です。
1日1,800マイクログラムを食材から摂取するのは大変ですが、ドリンクなどを飲むことによって効率よくグルコシルセラミドを摂取することができます。
グルコシルセラミドは、肌の保湿機能や肌のバリア機能改善など美容効果が高く、今後ますます注目が集まる成分です。
肌の乾燥はさまざまな肌トラブルの原因になりますから、保湿に気を使う女性は積極的にグルコシルセラミドを摂取することをおすすめします。